受験を終えた皆様お疲れ様でした!
実は受験を終えた直後~1年程の期間は英語学習に最適な期間です。
この記事では受験英語を活かして効率よく実践的な英語を身につける方法をご紹介します。
この記事でわかること
・受験英語と実践英語の違い
・英語が「聞こえる・話せる」ようになる勉強法
・自分にあった勉強方法の見つけ方
受験後は英語習得に最高のタイミング
大学/高校受験を終えた後は実践英語を学ぶのに最適です!
以下の記事で詳しく解説していますので是非。
また、受験後にTOEIC高得点を目指す方はこちらの記事をお読みください。
受験英語と実践英語の違い
発音・リンキング
受験英語と実践英語の大きな違いはまず、「発音・リンキング」です。
リンキングとは、発音する時の単語と単語の繋がりのことで、ネイティブの発音はこれだらけと言っても過言ではありません。
例えば a lot of water という簡単な単語のかたまりを見てみましょう。
カタカナ風に発音すると「アロットオヴウォーター」ですよね。
しかしアメリカ人ならこう発音するでしょう。
”ァラッダヴワーラー”
???ってなりますよね。わかります。
実はリンキングはダのところだけなのであまりいい例ではなかったですが、このダは
a lot of
このtとoの発音が繋がっています。
このようにリンキングは、語末の母音と次の語頭の子音がつながって発音することを言います。
(例外はあります)
実践英語が聞き取りにくいのはこれらの要素による影響が大きいのです。
語彙
受験英語と実践英語のもう一つの大きな違いが「語彙」です。
語彙と聞くと、単語が違うの!?と思われるかもしれませんが、そうではありません。
単語自体の種類や意味が異なることももちろんあるにはあるのですが、
一番は「イディオム・熟語」の多さです。
熟語は動詞+前置詞や副詞で一つの動詞のような意味を持ちます。受験でも沢山でてきましたね。
イディオムというのは簡単に言えば、直訳では意味が全く予想できない熟語です。
例えば有名なイディオムの一つに a piece of cake というものがあります。
これは「とても簡単なもの/こと」という意味がありますが、字面からはとても読み取れませんよね。
実際の英語記事や会話ではこのようなイディオムが頻出します。
英語を勉強したのに洋画や洋楽を理解できない原因の一つがこのイディオムの存在です。
「聞こえる」英語勉強法
1. 発音を理解する
まずは正しい英語の発音を学びましょう。
英語における発音記号の存在はみなさんご存じだと思いますが、今の時点で完璧に理解している方はあまりいないのではないでしょうか。
テストや大学受験のリスニングでは発音記号を理解していなくても反復学習で点数を取ることができますが、実際の会話レベルのスピードになると発音記号の理解度が非常に重要になるのです。
例えば、hungとhangは日本語発音ではハングで下線部の母音はどちらもアですよね。
しかしこれらの母音の発音記号はそれぞれ”∧“と”æ“なのです。
それぞれの正しい発音を知らなければ、意味が分からないだけでなく「なぜ聞き取れないか」が分からなくなってしまいます。
このように正確に英語を聞き取るには英語がどう発音されるかを理解する必要があります。
幸い近年ではyoutubeに優良教材が多く存在するため、無料で学習できます。
まずはどのような発音があるのかを知り、その後実際に口に出して練習してみましょう!
私のおすすめは発音系youtuberのだいじろーさんの以下の動画シリーズ↓↓↓
2. 発音を理解した状態でシャドーイング
発音が理解出来たら、次はネイティブの発音を真似してみましょう!
この段階で最適なのが「シャドーイング」です。
シャドーイングとは英語の音声を後追いで復唱すること。
ネイティブの発音やリズムを模倣することによる正しい発音の理解・習得を目的とした勉強方法です。
「知らなければ聞き取れない」のは単語だけでなく発音も同じことで、実際の発音に慣れなければ実践英語の成長は遠い道のりとなってしまいます。
教材はNetflixやTED、Youtubeなど自分のレベルにあったものならなんでも大丈夫。
興味のあるコンテンツを選べばモチベーションが保ちやすくなるためおすすめです。
詳しいシャドーイングの方法は英語系Youtuberの方々が紹介されている中から自分に合ったものを探しましょう。
シャドーイングのコツに関する記事はこちら
3. スキマ時間や作業中に英語聞き流し
シャドーイングである程度聞き取れるようになってきたら、聞き流しの出番です。
実は英語学習において早い段階での聞き流しはあまり効果が高くありません。
なぜなら聞き流しは「受動的学習」だからです。
英読や会話、単語帳などの能動的学習との違いは集中度の違いであり、聞き流しは音声の聞き取りに意識をそれほど割かないため、聞き取れない段階でしてもただのBGMにしかならないのです。
そのため聞き流しは、発音を理解しシャドーイングで聞き取りを強化した後に行う必要があります。
そうして聞き流しを有効活用できるようになれば効率が爆上がりします!
その理由は作業中・スキマ時間をフル活用にできるようなるからです。
つまり負担は増やさず勉強時間だけを伸ばせるため、成長のスピードが爆上がりするのです。
聞き流し音声のおすすめはシャドーイングした音源です。
特に聞き流し初期は知らない内容を聞いても本当に聞き取れません。(経験談)
ですが何度もシャドーイングした音声はセリフもほとんど頭に入っているためあまり意識せずとも聞き取れ、聞き流しに最適です!
「話せる」英語勉強法
独り言英会話
スピーキングの強化はとにかくアウトプット、これに尽きます。
実際に文を組み立てて口に出さなければ英語を話せるようにはなりません。
とは言ってもいきなり英会話に挑むのは心理的にも金銭的にもハードルが高いですよね。
そんなあなたに「独り言英会話」がおすすめです!
コストもかからず時間も選ばないこの方法は、国内で英語習得したほとんどの方が実践されています。
録画or録音しながら英語を話し、復習する。ただそれだけです。
具体的な方法は、①プレゼンテーション ②一日の振り返り ③トピックを決めてフリートーク
の3つをおすすめします。
①プレゼンテーション
自分の趣味や好きな物事を人に紹介する設定で行います。
メリット 話す内容について考えこむ必要がなく難易度が低い
デメリット
②一日の振り返り
その日や前日にあったことや思い出を人に話す設定で行います。
メリット 日常的な単語や表現をみにつけることができる
デメリット 話す内容が尽きがち
③トピックを決めてフリートーク
何か質問を設定し、それに答える設定で行います。
メリット 最も会話形式に近く実践的
デメリット 自分の考えを表現するため難易度が高い
慣れてくると一人二役にするとより会話の練習になり効果的です。
注意点は制限時間を決めること!!
5分や10分などの制限がないと話しがまとまりませんし毎日続けるにはモチベーションの低下に繋がります。
対人英会話
いよいよ実践の段階に来ました。
英会話教室やオンライン英会話を利用してスピーキングを強化し続けましょう。
いくつかのプラットフォームをご紹介します。
①英会話教室
実際に対面でネイティブ講師と英会話を行います。
メリット 対面であるため会話の障害がない・講師の質が高い
デメリット 価格が高い・時間的制約がある
②オンライン英会話
ビデオ通話形式で英会話を行います。
メリット 価格が低い・好きな時間にできる・復習が容易
デメリット 価格により講師の質が大きく上下する・対面より会話がスムーズにできない
③個人で講師を探す/英語話者の友人をつくる
自分で講師や英語話者を探します。おすすめは大学の英語教師に紹介してもらったり、大学の留学生と関わりを持つことです。
メリット 価格が低いまたはゼロ
デメリット 探すのが大変・価格設定が難しい
英語勉強法に最適解はない
いかかでしたでしょうか。
この記事では受験英語から実践英語習得へのロードマップをご紹介してきましたが、結局のところ重要なのは自分に合った勉強法を見つける事です。
このブログの他の記事だけでなくネットや書籍も活用して最適な勉強法を見つけることで、楽しい英語ライフを送りましょう!
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