就職活動っていつから始めればいいの?何から手を付ければいいの?
そんな疑問を持つ学生におすすめの「就活スケジュール」をご紹介!
この記事を読めば就職活動の全体観と進め方が理解できます!
この記事でわかること
・就活スケジュールの進め方
・インターン選考や本選考の注意点
・内定獲得へのロードマップ
スケジュール(画像付き)
開始は早ければ早い方が良い
就活はとにかく時間が足りません。自己分析に企業研究、エントリーシート(ES)、そして面接対策…
しかし早く始めればインターン複数合格・早期選考・年内内定もそう難しくはありません!
その理由は「学生の学歴・能力」と「その時点での就活力」は完全に比例するわけではないからです。
例えば、次の二人の学生の夏インターン時点を比較してみましょう。
・京大生でサークルのキャプテンをしており、学部3年7月に就活を開始したAさん
・近畿大生でアルバイトに明け暮れ、学部3年4月に就活を開始したBさん
Aさんは学歴・経歴ともに素晴らしいですが、夏インターン選考時点では企業研究やガクチカを固めていないため志望度や能力をうまく伝えることができません。
BさんはAさん程目立った経歴はありませんが、既にES項目の添削や綿密な企業研究を済ませているので志望度の高さや自身の魅力を企業の要求に合わせて伝えることができます。
ほとんどの企業の場合、後者のBさんを合格させるでしょう。
このように、就職活動ではいかに自分の魅力をうまく(都合良く)伝えられるかが非常に重要なのです。
早期に対策を始めることで進路の選択肢は大きく広がります。
上記のスケジュールはあくまで一例ですが、少なくとも出遅れることはないはずです。
①学部3年・修士1年に進級前 2・3月
・SPIや玉手箱などの筆記試験対策
インターンや選考が始まると試験対策に手が回らなくなるため、この時期に詰めておくと後々楽になります。SPIの対面受験(テストセンター)は使いまわせることが多いので、合格基準点の高い会社に夏インターンで合格しておきましょう。
・業界調査/企業研究
自分が思っているよりも業界や企業の種類は多岐にわたって存在しています。就活を終えてから「もっと多くの業界を視野に入れておけばよかった」という声はよく耳にしますし、私自身もそう思いました。最初はとにかく多くの業界をインターネットや四季報で調査して「知る」ことが大切です。
②学部3年・修士1年 4・5月
・自己/他己分析 (余裕があれば2-3月に)
自分に合った職種や業種を探す時だけでなく、ES作成や面接対策においても自己分析の徹底は結果に大きく影響します。インターネットでいくつかの自己/他己分析ツールを利用しておくだけでも自分の性格や趣向の理解度がかなり向上するため、できるだけ早い時期にやっておきましょう。
・ES必須項目作成
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、自己PR、リーダーシップを発揮した経験、失敗/挫折経験といったES必須項目を作成してみましょう。文字数は400で作成しておくと300文字にも500文字にも対応しやすいため、おすすめです。ガクチカ等のエピソードには「数値化できる成果」がある経験が最適です。
・ES添削
作成した必須項目を、大学キャリアセンターやインターネットを利用して添削してもらいましょう。
キャリアセンター職員は人によって能力が大きく異なるため、何回も利用して複数人に目を通してもらうと効果的です。また、ゼミやサークルに就活ガチ勢の先輩がいる場合はその方に依頼するのが良いでしょう。
③学部3年・修士1年 6・7月
・夏インターン選考
多くの企業がこの時期からインターンシップの募集を開始します(一部企業はさらに早いため注意)。
インターンではとにかく多くの業界/企業を受けるのがおすすめです。 ES作成やインターンを通して業界/企業理解が深まりますし、合格すれば早期選考に繋がることも多々あります。
※適当にESを提出することはNGです。自分の身になりませんしほぼ確実に落ちます。
④学部3年・修士1年 8・9月
・夏/秋インターン選考
引き続き夏インターンの選考が続くほか、秋インターンの募集を始める企業もあります。
やることは変わりません。ES提出と面接経験を積み続けましょう。
・夏インターン本番
ついにインターン本番が始まります。
大きく1Day/複数Days/長期の3パターンがあり基本的に後者ほど選考は難しくなります。
しかし同時に、後者ほど早期選考や本選考への優遇度が上昇します。
また早期選考ありISにも差が存在し、一部早期と全員早期の2パターンです。一部早期はグループワーク等の成績に基づいて選出され、個別に連絡が来ます。この場合は多くが超早期選考や高確率内定であるため、手を抜かずに全力を尽くしましょう。全員早期の場合、インターン経由で採用枠の大部分を埋めてしまう企業が多いためインターン枠は多くなりますがその分早期選考の難易度も前者より高い場合がほとんどです。
⑤学部3年・修士1年 10・11月
・夏/秋インターン本番
引き続きインターンが続きます。頑張りましょう。
・秋/冬インターン選考
夏インターンにあまり合格出来なかった方、秋冬インターンは力の入れどころです。
上位層の多くは夏インターンに参加するため、同じ企業のインターンでも選考難易度が大きく低下します。この機会を活かして早期選考のチャンスを掴み取りましょう!
・本選考対策
この時期から本選考対策を開始しましょう。
具体的には、ESの再添削・面接対策・志望動機作成が中心になります。
- インターン選考合格時と不合格時の比較を通してESを再添削しましょう。
- キャリアセンターを利用して面接対策を行いましょう。IS時よりも大きく難易度が上昇します。
- 本選考の志望動機はなぜその会社に行きたいか、ISはなぜそのISに参加したいかという違いがある
ため流用は避けましょう。
また、早期選考はこの時期から始まる企業もあるため、必要に応じて対策を早めてください。
⑥学部3年・修士1年 12月-3月
・冬インターン本番
数は減りますが引き続きインターンが続きます。頑張りましょう。
・早期選考/本選考
インターン経由早期選考だけでなく、一部企業の本選考も開始します。
本選考の面接は、とにかく数をこなす他ありません。志望度が低めな企業もどんどん受けて経験を積んでいきましょう。特に理系の技術面接は何回か経験すると突破率が突然急上昇します。
また早期に内定をもらった場合には舞い上がらず、自分が本当に入社したい企業であるかを冷静に吟味して後悔のない決断をしましょう。
⑦学部4年・修士1年 4月以降
・本選考
周りに内定持ちや終活生が増加してきますが、決して焦る必要はありません。
納得内定が出るまで全力を尽くしましょう。
就職活動はあなたを大きく成長させてくれるチャンス
就職活動は本当に辛く大変なものです。結果がでるまで時間がかかるうえに報われる保証も確約されていません。
しかしに全力で取り組んだ人ほど、振り返ったときにやってよかったと感じる方がほとんどです。それは単にいい企業に就職できたということだけではなく、就職活動前後で人間として大きく成長できたからです。
私自身も就活を通して、コミュニケーション力や社会構造への理解、自己理解やコネクション等多くを得る事ができました。
就活ほど自分と真正面から向き合い、現実に立ち向かうことは人生全体で考えてもそうない機会です。
この機会を活かして成長と納得内定を掴みましょう!!
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